色鮮やかな鮭

河に戻ってきたカラフルな色になった雄の白鮭の絵

色鮮やかな鮭 パステル画 B5

鮭なにこれ?深海魚?

最初に絵をみせた方からの感想。みんなの食卓に上がる時この色はまず見かけない。産卵の頃川に上がってきた雄の鮭。この色を婚姻色と呼ぶらしい。おそらくは白鮭。同じ種類でも名前が色々変わる。地域によっても呼び名が違い、どれとどれが同じ物?とか同じ呼び名でも違う種類の時もあって、正解が私にはわからないので詳細は省くが、季節や大きさだけでなく地域独特の呼び名が多いことからも昔から人の生活と関わりが深いことがうかがえる。

縁起の良い魚、神の魚

他の地域では鰤(ブリ)を使うことがあるが、北の地域では、年取り魚、新巻鮭として親しまれたり、日本における先住民族には、神の魚として食され(神に捧げられた)後も、皮が生活用品に加工されたり、余すところなく大切に扱われてきた。

鮭が産まれた川に戻れない?

ここまでは産業動物というよりも漁、水産物としての鮭の話。近年では、岩手や北海道においても、漁獲量が激減している。川の水温があがってしまい、川でも稚魚が、海へ行くまでに死んでしまう、海へ行ったが海流が暖かすぎて日本の海まで行けず、産まれた川に戻れないなど、理由はいくつもあるが、漁師さんには深刻な問題になっている。

輸入と養殖事情

白鮭=秋鮭=チャムサーモンは回遊範囲が広く養殖には適していないが、青森県の一部で養殖していたり、アメリカ、カナダからの輸入が多い。ほかの種類だと、マス(トラウト)由来のサーモンの養殖や、銀鮭の養殖なども進みつつあるという。種類が多すぎて、正しく明記できないが、日本の鮭と同じ種類のやサーモン(サーモンの名前の呼び方も諸説ある)がチリ、ノルウェー、アメリカ、カナダやロシアからも輸入されている。生食で食べられるように輸入されたものもある。

100種類を超えた御当地サーモン

国際情勢が影響したりして、輸入サーモンもかなり高騰しているので、サーモン、鮭の養殖がとても難しかったり、大きな費用がかかるなかでも関係者さんたちが一生懸命に開発して、日本全国に100種類以上の御当地サーモンがある。

なぜ描いたか肝心の答えが遅くなったが、作者も鮭もイクラも大好きだが、泳ぐ鮭のことを調べたり考えるときりがないほど面白かったからである。出世魚としての名前の変化、各地の昔の人がどう捉えていたのか、気候や社会の動きのなかで苦戦する、漁師さん、生産者さん、販売店、料理人さんたちの新しい挑戦の持続に思いを馳せ、また、鮭さんたちも、生簀のなかであろうと、自然のなかであろうと、大人になるのも、卵を孵化させるのも大変な事なんだなと、玲瓏たる、精一杯生きる命を思いました。これからも感謝をこめておいしくいただくとします。

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